前の話⇩
大部屋に移り何日か経ち、足の固定具も就寝時のみでよくなった。
日中は少し過ごしやすくなった、しかし歩行は禁止、車椅子での生活だ。
そうなるとトイレなども移動してするようになるのだが、前にも書いたが、
カテーテルという物が、直接筆者の膀胱に入っているのだが、それをいよいよ
取り外す事になった。嬉しいと思うが、尿道に入った管を抜かれるのだ。
憂鬱と不安があった、そして看護師によって外す時が来たのだが、
まず新人っぽい看護師が外しに来たが、びくともしない。そして痛い。
先輩看護師を呼びに行った。そして先輩看護師が来て再度外しにかかる、、が
全く抜けない、言うまでもないが痛い、結構痛い。そして3人目
看護師のトップがやってきた。少し強めに行くとの宣言とともに外しにかかる。
はい、抜けない。もうまじで痛い。筆者は痛みと同時に看護師3名から下半身
丸出しで悶えてる所を見られる、屈辱の極みだ。
そして4人目別の患者の様子見で来ていた、そう、ドクターがやってきた。
そして慣れた手つきで抜きにかかる、激痛と共に何か取れた感覚があった。
歓声が聞こえその時やっと外れたと認識した。と同時に異常な痛みがあったが、
それもすぐに落ち着いた。管が1つ取れるだけでかなり動きやすい、嬉しさの方が
勝ったからだと思う。その後は小便は尿瓶排便はトイレですることが許された。
しかし数日間は血尿であった。その日だけはさすがに自分の陰部によく頑張ったと一言だけ伝えてみた。
少し話がずれてしまったが、時刻は昼過ぎリハビリの時間だ。前回よりも動きやすく
なったこともあり前回よりも膝を曲げる運動が始まったが、曲がりにくい事と
かなり痛い、しかし我慢しなくては今後のリハビリにも響いて来る為我慢した。
自分でできる自主トレーニングも教えてもらった。それが足の甲を持ってかかとをお尻に付けるように伸ばす運動だ、簡単な事だがまあ曲がらない。しかしやるしかない。
時刻は夕方前、看護師が訪ねてきた。車椅子で動けるようになったのもあり、
お久しぶりの洗髪ができると言うのだ。もちろんお願いした。
洗髪を済ませ、かなりスッキリした。そして時刻は夕方、夕食が届き、
今までトイレ問題で我慢していた食事を全て平らげる。
そして食後久々に外の景色でも見たいと思い、車椅子で渡り廊下へ向かう。
ガラス張りになっている為少し景色が見えるのだ、15分ほど景色を見て病室へ
戻ろうと思った時。廊下には何名か自主トレーニング(リハビリ)をしている
人がいた、昼間できなかった事と今後を考え筆者も音楽を聴きながら黙々と
足を曲げる運動をしていた。そんな時音楽を聴いている為外の声が聞こえないのだが、
顔を上げると一人の男性の方が、話しかけているようだった。
イヤホンを外すと、どんな病気ですか?との質問だった。
筆者は見た目的にあまり声を掛けてもらう事が少ないのだが、久々に看護師
以外の方と会話が出来て嬉しかった。そこから少しその方ここではMさんにしておこう
Mさんと談笑をしていた、すると風呂上りのもう一人の方ここではNさんにする。
話に入ってきた、ちなみにMさんは膝の手術で入院してリハビリ中だそうだ、
Nさんに関しては大腸ガンで入院だったと記憶している。
そして話を20分程してベッドへ戻ろうと思ったのだが、全員病室が一緒であった。
それも全員隣同士、それほど周りの事がわかっていなかったのだ、
しかしその出会いから憂鬱で暇な入院も少し気分的には上がり始めた。
今回はここまでにしておこう。
PS
これは少し質問なのだが、
このブログのPV数は多くて20行くか行かないか程度なのだが、
昨日26日に限ってはなぜか300を超えていた。嬉しい事なのだが
どういう事なのだろう、、
なにか分かる方がいれば教えていただきたい。
次の話⇩