前回の続きと言うか。少し先に進んでいる。
色々とあったがいよいよ入院日前日である。病院にてCTを撮る。
CTの結果は問題なく明日入院することになった。帰り道足取りは重い。
なぜ?それは不安が大きいからだ、しかし決まったことは仕方がない。
そうなれば気を何か紛らわせるような事をしなければならない。
筆者は前にも書いた通り酒が好きだ、入院すれば当然酒も飲めない、無論煙草もだ。
そうと決まれば帰りに晩酌の為の買い出しに向かった。
飲みたい物を何も気にせずたくさん入れた。そして時刻は16時半、そろそろ早めだが
晩酌の準備を始めた。つまみを準備し17時すぎから飲み始めた。
しかし不思議なものだ、酒が進まないのだ、いつもであれば美味しく感じるはずの
ビールがあまり美味しくない、しっかり冷やして美味しく飲める状態なのにだ。
酒を飲み進めても酔わない、考えないようにしていても頭の中で明日入院という事
加えて手術、そこで改めて実感する、自分は病気だと。結局4時間ほど飲んでいたが、
飲んだものはビールのロング缶一本であった。不思議なものである。
時刻は22時そろそろ明日に備え早めに就寝することにした。
翌朝8時起床。入院時間は14時頃を予定していた為、昼頃家を出る事にした。
その日は母ちゃんと姉貴も付き添ってきてもらった。病院に着き手続きを済ませ
時刻は13時。時間は少しあった為近所のカフェにて遅めの昼食をとることにした。
食欲は死ぬほど出なかった、サンドイッチを半分くらいは食べたと思う。
時間は残り15分程度あった為、最後の一服へ向かった。
あまり味は覚えていない、急いで吸ったこともあるかもしれないが。入院したくない
気持ちが上回っていた。しかし時間は進んでいくのだ。
時刻は14時いよいよ受付だ、病室は大部屋を希望していたが、空きがなかった為
空きができるまで4人部屋で生活することになった。筆者は4人部屋が初めよかったが
金銭面で厳しい為大部屋にしたのだが、正直少し得した気分ではあった。
そして4人部屋入り口、自動ドアで施錠されている。インターホンを押し扉が開く。
看護師が迎えに来たが、高圧的な感じであった、ストレスが溜まっているのであろう。
命の母でも差し入れてあげればよかった。
そこで母ちゃんと姉貴とは別れいよいよ入院がスタートした。
今回はこんな感じで終わろうと思う。
次回は続きから書いていく。
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